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KickStarter

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KickStarter。ご存じの方も多いと思いますがクラウドファンディングの1種です。
 クラウドファンディングでプロジェクトを支援したことある方はいらっしゃるでしょうか。私は1回だけ支援したことがあります。レゴ(登録商標)を利用可能なプログラミング学習用のロボット(phiro)の開発を支援しました。当時は、プロジェクトが成功するまでソワソワしながら進捗を見守っていました。アイディアをリアルな物として具現化する起業家には頭が下がる思いです。
お返しとして1台のロボットを頂きましたので、子供と一緒に遊んでいます。クラウドファンディングは、起業家がアイディア次第で自らの思いを実現できる仕組みとしてすっかり定着したようですね。起業家の選択肢を増やすという意味でクラウドファンディングが担う社会的意義はとても大きいと思います。起業家がいなくなると社会が停滞するでしょうから。

 私自身の経験はさておき、先日KickStarter関連で興味深いニュースを目にしました。
BeeScanning
ディープラーニングで蜂たちを致死的な害虫から救う養蜂家作のアプリBeeScanning
 なんでも、ミツバチのコロニーは1年で半数近く死に絶えてしまうことがあり、主な原因は寄生ダニなのだそうです。この寄生ダニによる被害は養蜂家にとって死活問題なのですが、従来、寄生ダニの蔓延を補足することが難しく、コロニーの死滅を防ぐのが難しかったのだとか。
 そこで、このプロジェクト創設者はミツバチのコロニーの写真をスマートフォンで撮影し、解析してダニの存在とダニに対する耐性を持つハチとを明らかにするアプリを開発することにしたそうです。で、画像から結論を推定する際に利用するのがディープラーニングだそうです。あ~なるほど。このように、人間の判別を支援する技術としてディープラーニングはうってつけですよね。特に、人間が見ても判別困難な事象についてディープラーニングで推論できるようになればインパクトは非常に大きいですね。

 この例のように、機械学習などの応用例を最近耳にするようになりましたね。特に、ICT企業の巨人以外の開発者による応用例が増えてきているように思えます。人口知能関連技術が推定等の分野で非常に有効であることが徐々に実証され、裾野が広がってきたと言うことでしょうか。人工知能関連技術は種々の産業に応用可能と思いますが、農業関連では多くの分野に適用可能なのではないでしょうか。熟練の農家には暗黙知がたくさん存在するように思えますので、そのような暗黙知をどんどん機械学習させれば面白いと思います。いずれにしても、どんどん応用分野が広がってほしいものです。AIブームをブームで終わらせないために。
 農業分野に限らず、今、世界中で人工知能関連技術の開発が進められていると思います。特許業界に身を置く私としては、開発の初期段階で必ず知的財産戦略を決めておくことをおすすめします。ブームのまっただ中にある技術はものすごい速さで進歩していきますので、一旦走り出すと、開発過程でマイルストーンに達するたびに成果を独占すべきか、開放すべきか熟考するのは事実上不可能のように思えますから。


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