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第3回自主研修

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 自主研修【クレームドラフティングスキル向上のための勉強会:名古屋市】の第3回目が終了しました。年末の多忙な時期にご参加いただきました皆様、お疲れ様でした。今回参加できなかった方、多忙な時期の開催になりまして申し訳ありませんでした。次回以降、またご参加ください。
 今回のお題は、機械関係の発明です。非常にシンプルな事例だったのですが、議論は活発に行われました。今回の事例では、発明の捉え方が参加者によって様々であったように感じました。制御系などの発明と違って、機械関係では執筆者による差が大きくなるのかもしれません。「何が必須要素なのか」という最も重要なポイントに差が生じ易いのであれば、この点は、実務上気をつけるべき点になるように感じました。ある弁理士が理想的と思う請求項が他の人から見ると理想的ではなく、このような認識の相違が生じやすいのであれば、機械系の発明においては特にクライアントとよく相談し、どういう請求項にすべきであるのか丁寧に合意しておく必要があるように思えます。また、特許事務所内で、ある弁理士が他のトレイニーの請求項をチェックする場合、一方的に修正するのではなくトレイニーがどういう意図で請求項を作成したのか良く確認しながら進めるべきと思いました。
 比較的人数が少なかったことも影響しているかもしれませんが、今回の自主研修ではこれ以外にも興味深い議論をすることができました。

 さて、次回は、少し前に話題になったビジネスモデル特許を取り上げようかと考えています。年度末に向けて業界は非常に多忙になりますので、次回は4月に開催する予定です。


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