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明細書のスタイル

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明細書スタイルの固定化=良い意味での思考停止
 僕はいつも同じスタイルで明細書を書いている。
つまり、どこにどういうことを書くのかだいたい決まっている。
もちろん、日々の経験に基づいてスタイルを修正していくので、
長期でみるとスタイルが変化することはあり得るが。
 明細書のスタイルを固定化すると、明細書内で最低限書くべき情報を
忘れずに書き込んでおくことができる。明細書の大まかなストーリー展開も固定化されているので
そのストーリー展開で文章を作る経験値が高くなりスキルが向上する。
従って、同じスタイルで書いておけば一定以上の品質を確保しやすい。
そして、何をどこに書くべきか、、とか
ケースバイケースでストーリー展開を変えるといいかなあ、、とか
悩む必要がない。僕はこれを良い意味での思考停止状態と考えている。
 もちろん、クレームの文言抽出、クレーム設計、細かい要素毎の論理展開、
補正の仕込みなど、明細書の品質を高めるために注力すべき他のことには多くの時間をかける。
つまり、ケースバイケースで最適化すべきことについてあれこれと悩むことにしている。
 明細書のスタイルを固定化すれば、他にも色々とメリットがある。
明細書のチェックが容易になるし、中間段階では反論の要素が書いてあるはずの箇所を見つけやすい。
お客さんもしばらくお付き合いを継続すればきっと読みやすくなると思う。
 業界人の皆さん、明細書のスタイルについてどのように考えてます?


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