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Sax 関連発明1

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特許業界人のみなさん、
優れモノを見るとついついクレームを妄想してしまいませんか?
 Saxはアドルフ・サックスさんの発明である。1846年に特許を取得したらしい。
現在のSaxの構造はその進化の最終形に近く、
アナログ楽器としてのSaxにこれ以上の大きな変化はないのではないかと思うが、
発明当時は試行錯誤の連続で日々研究され構造も少しずつ変動していったのではないかと思う。
 「たった10本の指」で、「指のポジションを変えず」に、「2オクターブ半もの音域」で、
音を出せるようにする構造、、、結構苦労して考え出したのではないかと思われる。
 初めてSaxに触れたときには結構感動した。
両手の指のポジション付近に数多くのキーを効率よく配置し、
狭いところに多数のワイヤーを架けて音程調整のための音孔を開閉させる仕組みになっている。
 しかも、異なる指使いで鳴らせる音があって、運指が楽な方を選べるようになっていたり、
随所に工夫がちりばめられている。めちゃめちゃ多数の発明が詰まっている。
やるなあ、サックスさん。
 で、こういう優れモノを見ると特許業界人の癖なのか、ついつい
「共鳴周波数を調整するための複数の穴を備える、、、、」
とかクレームを妄想してしまう。
エポックメイキングな香りのするモノだとさらに妄想が広がっていく。
「自分ならこういう権利をとるなあ、、、」とか。ヤバイだろうか?
 特許業界人のみなさん、こういうことないですか?


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