新年あけましておめでとうございます。
今朝のNHKニュースで、ユニークな理念を持つ学校の代表をしていらっしゃる方のインタビューを放送していました。その中で、代表の方が大切にされている言葉として「意志を持った楽観」という言葉を紹介されていました。調べてみると、フランスの哲学者がこのような主旨のことを仰っていたようです。
昨年は、世界中が新型コロナウイルスの影響を受け、大変な年になってしまいました。本年以後、人類が新たな感染症に対処していくために「意志を持った楽観」が必要ですね。
私たちも、未来をよりよくしていくために意志を持って行動していきたいと考えています。
本年もよろしくお願いいたします。
Knowledge Partners 特許業務法人 岩上 渉
久々の更新になってしまいました。
以前から趣味と実益を兼ねて電子工作をやりたいと考えていました。
年明けから少しずつ始めています。
といっても、理学部卒業後、応用物理系の修士課程を修了した私は
電子回路を設計した経験がありませんので、
本当に初歩的なことから始める必要があります。
「まずは半田付けから。」というレベルです。
キットを使ってラジオを組み立てたり、デジタル時計を組み立てたり。
デジタル時計はUSB給電でしたので、
電源回路を購入して電池駆動にしてみました。
本当に初歩的なことなのですが、
それでも、回路系の発明を扱う際に役に立つ知識は得られます。
キットの組立だけだとつまらないので、
今はArduinoという簡易マイコンをいじっています。
こちらは制御も絡むので、沢山学習できそうな気がします。
自主研修【クレームドラフティングスキル向上のための勉強会:名古屋市】の第5回目が終了しました。
今回は判例研究です。第4回の自主研修でいきなりステーキの特許明細書からクレームを作成しましたが、その際、クレーム化するポイントが想像しづらいという意見が多くありましたので、判決文を読んでみようという流れで判例研究をすることになりました。
本判決ではビジネスモデル的なアイディアの発明該当性が論じられています。判決文では種々の論点について判断がなされていますが、中でも「課題を解決するための技術的手段の構成及びその構成から導かれる効果等の技術的意義に照らすと、本件特許発明1は、、、一部略、、、特定の物品又は機器(本件計量器等)を、他のお客様の肉との混同を防止して本件特許発明1の課題を解決するための技術的手段とするものであり、全体として「自然法則を利用した技術的思想の創作」に該当」するため、発明に該当するという判断は重要な判断のように思えました。
私は、構成要件の一部に人が実施する手順を特定したものが含まれていても、構成要件の一部が課題を解決するための技術的手段とすることで発明に該当する請求項を作成可能であると読みました。今後の実務では、この判決をベースにお客様と発明該当性を議論する必要があると考えます。
また、今回の請求項は構成要件の一部に「人が実施する手順を特定したもの」が含まれており、判決文では発明の効果を論じる際にこの構成要件が重視されています。研修会では、この構成要件が存在しなかった場合に、発明は成立するのか否かなど、興味深い議論をすることができました。
今後は判例研究も取り入れていきたいと思います。
第5回自主研修の告知です。
今回は前回の続きです。本研修はクレームドラフティングスキルの向上を目的にしていますが、今回は例外で、判例研究を行います。
前回の研修では、いきなりステーキの明細書を題材にしましたが、「やっぱり判決文は読んでおかないといけないね。」という意見が多かったので参加者全員で判決文を読み、意見交換します。
参加者は、知財高裁のウェブサイトの裁判例検索画面
http://www.ip.courts.go.jp/app/hanrei_jp/search
から下記判決文をダウンロードし、当日持参してください。
参加希望を表明していただいた方は電子掲示板に招待致します。電子掲示板は事前の論点整理、当日の議論の記録のために利用しています。
開催日時は平日夜を想定しており、可能な限り2ヶ月に1回程度のペースで続けたいと考えています。
第5回研修会は以下の予定です。
●日時
2019年7月19日(金)18:30~20:30頃
●場所
日本弁理士会東海会
●議題
平成29(行ケ)10232 特許取消決定取消請求事件
●メール宛先:岩上アットマークを小文字のアルファベットに置換してください(ウェブサイトのcontactからお申し込みいただくことも可能です)。
岩上アットマークknowledgepartners.jp
Knowledge Partners特許業務法人
岩上渉:052-223-2116
自主研修【クレームドラフティングスキル向上のための勉強会:名古屋市】の第4回目が終了しました。4月になりましたが、年度末繁忙期の影響でまだ多忙の方が多く、今回は参加者が少なくなってしまいました。
今回のお題は、いきなりステーキの特許です。本研修では、明細書からクレームに相当する部分を削除してサンプル明細書とし、参加者がサンプル明細書を読んでクレームを作成します。
今回は、サンプル明細書を読んでも進歩性獲得のポイントや権利化すべきポイントを想像することが難しく、参加者それぞれがあれこれと悩み、各種の前提を設けながらクレームを作成することになりました。共通していたのは、ビジネスモデル自体ではなく、ビジネスモデルを実現するために必須となるモノや装置を抽出し、クレーム化しようとしていたという点です。ビジネスモデルであっても、多くの実務家はこのようなスタンスでクレームを作成することが確認できました。
一方で、ビジネスモデル自体の権利化に際して全員で共有できるような指針を見つけることはできませんでした。そこで、次回は、判決文や包袋記録を確認しながらビジネスモデルの特許化について指針があり得るのか、探りたいと考えています。
この度、Knowledge Partners特許業務法人においては、組織変更を行いました。後藤貴亨弁理士は2019年3月31日をもちましてKnowledge Partners特許業務法人を退社致しました。
後藤貴亨氏は、企業知財の場で活躍したいという思いを実現するため、Knowledge Partners特許業務法人を退社することになりました。ここまでKnowledge Partners特許業務法人を助けて頂いた後藤貴亨氏には大変感謝しております。今後のご活躍をお祈りしております。
Knowledge Partners特許業務法人では今後も全メンバーが団結しまして、クライアント様から期待して頂ける事務所を目指して日々研鑽していく所存でございます。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。
2019年4月 岩上渉
自主研修の第4回目の告知です。
現在特許業界は繁忙期ですので、2月の自主研修はお休みしました。
次回の自主研修は4月開催になります。
今回のお題はビジネスモデル関係です。話題になった判決の元ネタとなった明細書を使って議論したいと考えています。
参加希望を表明していただいた方は電子掲示板に招待致します。お申し込みの際には参加を希望する旨とご自身のメールアドレスとを記載したメールを下記宛先に送信してください。サンプル明細書は自主研修開催日の1ヶ月ほど前に電子掲示板にアップロードしますので、参加者は電子掲示板を通じてサンプル明細書をダウンロードしてください。
クレーム案は開催日の3日前までに電子掲示板にアップロードしてください。参加者は一通り目を通した上で討論会にご参加ください。
電子掲示板には当日の議論の内容も随時書き込んでいきます。後日、議論の内容を確認したり、検索したりできるようにすることを目的にしています。
第4回研修会は以下の予定です。
●日時
2019年4月5日(金)18:30~20:30頃
●場所
弁理士会東海支部
●サンプル
ビジネスモデル関係
●メール宛先:岩上アットマークを小文字のアルファベットに置換してください(ウェブサイトのcontactからお申し込みいただくことも可能です)。
岩上アットマークknowledgepartners.jp
Knowledge Partners特許業務法人
岩上渉:052-223-2116